上り・下り坂の移動方法

上り坂も、下り坂の場合も、想像以上に力がいる作業です。

その日の利用者の体調も把握しておく

上り・下り坂の移動方法

上り坂を移動するときは、坂とまっすぐに前向きに押して上ります。車いすを押す経験のある人なら分かりますが、上り坂は想像以上に力がいる作業です。しかし、ガイドヘルパーの体力を気遣ってくれる利用者は多いので、しんどい顔をして心配させないようにしましょう。くれぐれも「よっこいしょ」「ああ、しんどい」なんて言わないように。

下りの場合は力がいらないと思っていましたが、これもまた力仕事です。力を抜いてしまうとかなりのスピードがでますから要注意です。緩やかな下り坂では前向きで下りますが、急な下り坂の場合は車いすを後ろ向きにして下ります。この場合、利用者の方に確認をとるのが一番よいです。自分には緩やかな坂だと感じていても、利用者の方には急な坂だと感じていて、前向きに下りることが怖い場合もあるからです。特に、姿勢保持が難しい障害をもった方は、身体が車いすからずれてきても自分でもとに戻すことができません。必ず利用者に聞いてから坂道を下るようにしましょう。

また、同じ利用者の方でも、その日の体調によって姿勢保持が可能かどうかが違ってくる場合もあります。体調のよいときには、身体がずれてきたときにもとに戻すことができますが、体調の悪いとき(身体が動きにくいとき)にはもとに戻すことができません。その日の利用者の体調も把握しておくと、適切な支援ができるでしょう。


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